ほんのむし。

読んだ小説の紹介2割(ネタバレなし)、小説で動かされた心情と日常を8割で描く、平凡なブログ。

小説

[読了]砕け散るところを見せてあげる

竹宮ゆゆこさんの『砕け散るところを見せてあげる』、読了しました。 手に取ったきっかけは 浅野いにおさんのイラスト表紙がインパクトがあったこと、 最後の一行で涙する、という帯が気になったこと、という至極単純な動機です。 最後の一行といえば、大好…

[読了]水底フェスタ

『水底フェスタ』辻村深月 『鍵のない夢を見る』『太陽の坐る場所』など、辻村深月さん作品は、今までちょこちょこかじっています。 今回の『水底フェスタ』は、書店であまり見かけなかったのですが、たまたま見つけたので買ってみると、なんと2011年発行の…

[徒然]小説を読む理由

なぜ、小説を読むのか。遡れば約10年前。今のように毎日小説を読む習慣がなかった、高校時代のわたし。2歳年下の弟も、父も母も活字オタクで我が家には本がたくさんあったし、子供の頃から伝記等、読んできました。けれどそれは、「宿題」に似たもので、与え…

[読了]レインツリーの国

『レインツリーの国』有川浩これまで、『阪急電車』『ヒア・カムズ・ザ・サン』と、何作か有川さん作品には触れてきました。特に阪急電車は、舞台となった阪急今津線をかつて利用していたため、とてもリアルに景色が見えた事と、そのリアルの中に人間通しの…

[読了]高校入試

『高校入試』 湊かなえ湊かなえさんの文庫化新作、高校入試を早速読みました。ネット掲示板で書かれていく言葉と、各登場人物の見ている景色、想いが交互に描かれ、登場人物も多いことから少し前半は混乱しました。比較的多い登場人物で、何度か読み直しなが…

[読了]さまよう刃

『さまよう刃』 東野圭吾東野さん作品は思い出せば約10年前、『時生』『変身』など、読みふけっていました。この度、知人が引っ越すとのことで古本をたくさん貰い、久々に東野さん作品を手にしました。本作は、犯罪に手を貸した少年と、被害者の父親、そして…

[読了]ハピネス

『ハピネス』 桐野夏生桐野さん作品、初めて読みました。ハピネス=幸せ幸せって、人それぞれ違うんですよね。幸せは、誰かと比べるものではなくて、自分が納得できる、自信持って生きていられることが幸せなんです。本作は、人からどう見られているか、とい…

[読了]ぼくは明日、昨日のきみとデートする

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』七月隆文ネタバレは書きません、が、この小説を読み、2回号泣しました。タイトルから察せられるとおりの単なるパラレルワールドの話ではありません。とってもピュアな恋をして、想いが通じて、恋人になって・・その瞬…

[読了]少女

『少女』 湊かなえ湊さんの作品は、本作以外はすべて読みました。といっても文庫派なため、一番直近では『望郷』を読んだまでなのですが。望郷は、作者が湊かなえさんということを忘れてしまいそうなくらい、ミステリー要素が前面に出ていない作品集でした。…

[読了]マタニティ・グレイ

石田衣良さんのマタニティ・グレイ、読了しました。前回のブログで途中経過を記載しましたが、ラストは生みの感動というよりも、人として一歩成長する主人公の姿が強く描かれています。人ひとりの世界を作り出す、という感動と世界を作ったことにより、自分…

言葉には鬼を哭かし、点を動かす力があるという。

『マタニティ・グレイ』石田衣良3日ほど前から、通勤・お昼休みを利用して読み始めました。今、4分の3読み終わったところです。◆なぜ、この小説を手に取ったのかあらすじから、自分の境遇に近い主体者だと思ったから*仕事中心生活であり、旦那が料理上手で…