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ほんのむし。

読んだ小説の紹介2割(ネタバレなし)、小説で動かされた心情と日常を8割で描く、平凡なブログ。

言葉には鬼を哭かし、点を動かす力があるという。

『マタニティ・グレイ』石田衣良

3日ほど前から、通勤・お昼休みを利用して読み始めました。
今、4分の3読み終わったところです。

◆なぜ、この小説を手に取ったのか
あらすじから、自分の境遇に近い主体者だと思ったから
*仕事中心生活であり、旦那が料理上手で家庭的という点。

◆途中経過の感想
これ、ほんとに石田衣良さんの作品?
と何度か立ち返って、筆者名を確認するほど、ギャップを感じます。
というのも、池袋ウエストゲートパークのイメージが強かったため(しかもドラマ)、こんなに女性視点で、心情も景色も描ける方なのだと、知らなかった自分を恥じました。

バリバリ働く女性と、それを支える旦那の穏やかな心がとても暖かく、世間体がどうであれ、自分たちで自分たちの家庭を作っていくのだ、という固い絆を感じます。
それに相まって、風景描写が本当に美しい。目の前に、青空や夕焼けがリアルに描ける。
マタニティものには珍しく、性描写も多々あるのですが、それがいやらしくなく、家族間の愛情として暖かく描かれているのも魅力のひとつです。



結末が楽しみ!
読み終わったら、総括的な感想を書きます。もちろんネタバレなし。