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ほんのむし。

読んだ小説の紹介2割(ネタバレなし)、小説で動かされた心情と日常を8割で描く、平凡なブログ。

[読了]さまよう刃

さまよう刃東野圭吾

東野さん作品は思い出せば約10年前、
『時生』『変身』など、読みふけっていました。

この度、知人が引っ越すとのことで
古本をたくさん貰い、久々に東野さん作品を手にしました。

本作は、犯罪に手を貸した少年と、被害者の父親、そして若手の警察が主な登場人物。

この作品の中で訴えかけられる、
罰は誰のためのものか?
なぜ、加害者の未来を守るのか?
被害者のことは顧みないのか?
という被害者の悲痛さが随所にあります。
もちろん、警察側も自分はどちらを守る立場なのかと葛藤していて。
単なるミステリーではなく、人間の弱さや強さ、迷い、葛藤がありのまま描かれているのが東野さん作品の良さだなぁと再認識しました。


一度犯罪を犯したものは、更生なんてできず、また犯罪を犯すのか?
これに関しては定量的なデータ(再犯率)など調査します。
・・きっと犯罪の種類によっても違うのだろうけど。

そしてラストの結末は、それまでの伏線が上手すぎて全く気づかなかった!!

直近の作品は読んでいないので、また東野ワールドに浸ろうかと思います。

さまよう刃 (角川文庫)

さまよう刃 (角川文庫)