ほんのむし。

読んだ小説の紹介2割(ネタバレなし)、小説で動かされた心情と日常を8割で描く、平凡なブログ。

[読了]高校入試

『高校入試』 湊かなえ


湊かなえさんの文庫化新作、高校入試を早速読みました。

ネット掲示板で書かれていく言葉と、各登場人物の見ている景色、想いが交互に描かれ、登場人物も多いことから少し前半は混乱しました。
比較的多い登場人物で、何度か読み直しながら読み進めていったので、自分の中で人物像が次第に描けるようになっていたのに、、

それでも、湊かなえさんの鮮やかな伏線や結末には全く気づけなかった。悔しいー。

田舎においてはどの大学、どの就職先よりも、地元の公立高校の偏差値で優秀かのレッテルが貼られます。
わたしも田舎出身であるため、全く同じ環境だったことを思い出しました。
必死で受験勉強してきて、この小説同様、人生を決める日がまさに高校入試。
でも実は一番大事なのは、入学した後の高校生活。
なんとか入学できたけど、周りの優秀さに圧倒され、劣等感を感じ、高校に行かなくなる。。そんな人をたくさん見たのも、高校生活でした。
高校入試という制度はもちろんのこと、どう生きていきたいかを考える環境に、高校がなれば良いのになぁと本作を読んで思いました。