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ほんのむし。

読んだ小説の紹介2割(ネタバレなし)、小説で動かされた心情と日常を8割で描く、平凡なブログ。

[読了]砕け散るところを見せてあげる

竹宮ゆゆこさんの『砕け散るところを見せてあげる』、読了しました。

 

手に取ったきっかけは

浅野いにおさんのイラスト表紙がインパクトがあったこと、

最後の一行で涙する、という帯が気になったこと、という至極単純な動機です。

 

最後の一行といえば、大好きなイニシエーション・ラブを彷彿とさせるから、そんな感じのを期待して読み始めました。

 

結果はというと、

イニシエーション・ラブまではいかないけど、あれ以来久しぶりに、読み終わった後に一気にもう一度読み返した、面白い作品でした。

 

ネタバレは書かないことにしているので、エッセンスだけメモ。

 

◎人を指す代名詞である、僕、母、父、私、の正体がわかると、最後の一行の感動の意味がわかる。

 

◎人を愛する、守り抜くということは、世代を越えて脈々と受け継がれること。

 

◎とてつもなく大きな壁があっても、心底愛されていることを実感すれば、心から笑えること。

 

◎ヒロインの、倉本玻璃(くらもとはり)という名前がとても美しい。

 

竹宮ゆゆこさんという作家さんには、本作ではじめて出会ったのですが、別の作品も読みたい!

この竹宮節、大好きです。

 

最後までドキドキしたい、そんな方にオススメです。

 

 

砕け散るところを見せてあげる (新潮文庫nex)

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